コロナ禍の密室育児で娘を嫌いになりそうになった話
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専業主婦で未就園児が1人だけなのに
緊急事態宣言が出される1ヶ月ほど前から私の家では既に不要不急の外出をしない等の自主自粛を行っていました。
人口当たりの感染者数が都会程度に多く、まだどういったウイルスか今ほど分かっていない中で家族を守るにはそれ以外の方法がありませんでした。
(今も対策としてはほぼ変わっていませんが)
スーパーに行くにも平日は娘を連れて行かないといけず、それをするならばと宅配を申し込みました。
当然娯楽の外出は禁止。
公園にもこれからどんどん行こうというタイミングでしたがマンション敷地内を少し散歩する程度に留まることに。
夫には車通勤にしてもらい、帰宅したら即シャワー。
約2ヶ月半ほど、そういった生活をしていました。
保育園にも幼稚園にも通っておらず、現在専業主婦なので休園や仕事の悩みがないだけ他の親より心配事、ストレスが少ないはずなのに、私はどんどん疲弊していきました。
ママ友もおらず普段から娘と二人きりだったのに、スーパーや近くの本屋に行くことがどれほど息抜きになっていたのか思い知ります。
今日は面倒だから、と気軽にお惣菜を買いに行くことも出来ません。
同県内とはいえ実家に帰ることも出来ず、ずっと二人きり。
テレビをつけると新型コロナウイルスの話を延々。
テレワークが出来ないので夫が感染しないか、それが娘にうつらないか、毎日恐怖でいっぱいでした。
外に出ないから体力のついてきた娘が昼寝をしなくなったのも辛かったです。
不安から唐突に涙が出てきたり、頭痛がしたり、今思うと少し鬱っぽかったかもしれません。
(楽しみにしていたお花見はマンションに植えられている桜を見るだけに)
娘の自我
伴って、1歳を過ぎた娘は前にも増して出来ることが増えて悪戯をしないと死ぬのか?という勢いで悪戯をするように。
彼女にとっては悪戯ではなく自分が出来ることを試したい・確かめたいという立派な成長。
ですが私にとってそれはストレスでしかなく、自粛で鬱々とした気持ちも相俟ってたった1歳の小さな子どもに怒鳴ることが数回(たぶん片手くらいは)ありました。
自我もどんどん強くなって、だめでしょう、という静かな声掛けにも怒られていると理解できるようになったので大声でわめき倒します。
ちょっと面白かったりもするのですが、髪の毛を思いっきり引っ張られたり眼鏡を奪って投げられたりするとブチっと切れてしまい余計に泣くのは分かっているのに「やめろ!!」と大声を出したり…。
ほぼ毎日泣いていた気がします。
そして都合の良い反省
出そうになった手でそのまま自分の太股を殴ったり、壁を殴ったり。
当然娘が見ているところではしませんが、いつそれを娘の目の前でやってしまうか、娘自身にやってしまうか。
怖くて怖くてたまりませんでした。
夫は会社の対策として一般社員が自宅待機になったのでその穴埋めに必死です。
弱音を聞いてもらうなんてできません。
お昼ご飯の準備をしながら、「あと9時間も娘と2人きりでいなきゃいけないのか…」と無意識に考える自分がいました。
最低ですね。
可愛いなと思う行動をしたり、美味しそうにご飯を食べていたり、寝顔を見ているときに怒鳴ったことやイライラしたことを反省するも、これってものすごく都合が良い。
娘より30年も長く人間やってて、感情のコントロールが出来ない。
おかあさんといっしょを見ながら泣いてしまうことが多かったんですが、娘は心配そうに隣に来て抱き着いてくれるのです。
不安からくるものだと思いますが、不安を与えてしまって…とまた自己嫌悪です。
今は少し外出するように
宣言があけ、しばらくは警戒して自粛していましたが今では公園に行ったりスーパーに行くようにもなりました。
(当然人の少ない時間帯。スーパーは夫休みの日に1人で)
かなり息抜きになります。
夫の帰りにコンビニでお菓子やお弁当を買ってきてもらったりもするようになりました。
自戒
今後恐らく第二波がくると言われています。
東京では1日数十人出てますね。
そのとき、また私はスーパーやコンビニ、公園にも行かない生活になるでしょう。
同じことを娘にしてしまわないように、自戒の意味を込めてここに書いておきたいと思いました。
終わり。