卵巣嚢腫で手術した件②
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前回の続きです。
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手術終了
そして「青野さんわかりますか?」と肩を叩かれ意識が浮上。
浮上といっても、ほぼ寝ぼけてる感覚です。
何か聞かれて答えるものの、何故か喉に痰がめちゃめちゃ絡んで声が出ず、ほぼ首振りで返事をしました。
(鼻じゃなく口開けて酸素受けてたのかな?)
たぶん首も大して振れてなかったかもしれません。
そしていろいろ機械を外されて寝たまま病室へ。
夫がいるのは分かったんですが、何せ眠い。
両親に連絡しといてくれ、と託して夢の中へ。
少し寝ました。
主治医や看護師さんと何か会話した気がしますが、内容は全く覚えていません。
夫には、術後1時間くらいで帰ってもらいました。
やることもないし、私も話せる状態になかったので…。
点滴と尿道カテーテルに繋がれて翌日の朝まで寝たきり安静です。
昼間は麻酔が残っているのか体力の消耗があったのか、細切れながらもほぼ眠っていました。
地獄、始動
地獄は夜~朝でした。
まず暑い。
微熱ですが発熱があるので汗かきます。
そして傷口が痛い。
当然点滴から痛み止めは流れており、スイッチを押せば薬が追加されるものでしたが、なかなか効いてる感じがしない。
さらにその痛み止めが合わず、絶食絶飲だったのにもかかわらず、真夜中何度も嘔吐。
吐くものないので胃液が出まくりです。
同室の皆さまごめんなさい、という状態。
私だったらあの音聞いてもらいゲロしちゃいます。
結局明け方に痛み止めを外し、吐き気止めをつけました。
ただダメ押しみたいに、ずっと寝た切りだったので単純に体が痛いという…。
ずっと同じ体勢は血栓が出来てしまう恐れがあるので、寝返りは打ってねと言われていました。
でも点滴とカテーテルが邪魔だし傷口が痛い!
それでも体の痛みに堪えきれず何度か寝返りしましたが、まあやっぱ痛いです。
歩行訓練
そんなこんなで朝を迎え、午前中に歩行出来るようにするための準備です。
手順は、まずベッドの頭をあげて凭れつつ1時間ほど座った状態をキープ。
その間に、口を濯いだり、顔を拭いたり、朝食を食べたりしました。
ベッドをあげる時点で吐き気を催してしまう人もいるようですが、目眩を感じつつもクリア。
飲み物含めて朝食もとれたので、この時点で点滴が外れることが確定しました。
っしゃ!
少し痛み止めを打ち、いよいよ歩行です。
足をベッド外に出し、立ち上がります。
ここでも吐き気を催すこともあるみたいです。
なんかちょっと気持ち悪かったですが、吐く感じではありませんでした。
足踏みし、トイレまでGo。
ここでトイレまで歩けたら、尿道カテーテルも外して良いとのことでした。
自信はありませんでしたが、しっかり歩けてるとのことで、どちらも取れて本当に本当に嬉しかったです。
寝たきりだったのも管が邪魔だったのめちゃくちゃストレスだったので。
以降は血圧や体温、排尿排便、性器出血の有無などの経過観察。
寝たきりだと腸も動かず便も排出されないので、ナースステーション周りを歩けと指示がありました。
なんとか排尿も排便も問題なく起こり、あとは退院日を待つだけの日々になりました。
その後
歩行練習があったあとの2日間はとにかく暇。
コロナの影響もあり、面会者が限られていることや、夫には休みの日は実家に預けている娘を引き取って自宅でみてほしかったのでずっと1人だったので。
テレビ見るか本読むか寝転んで天井を見つめるかしかしませんでした。
こんな暇なのは今だけだろうな、と思いつつ、暇は人を殺す…と感じた2日間でした。
何はともあれ、無事に終わって良かったです。
今思うと良い経験だったのかな~なんて。
いや、やっぱり地獄だったので健康でありたいです。
終わり。